2009年11月4日
九州電力株式会社 眞部 利應 社長 様
 
プルサーマル試運転への抗議
 
日本共産党唐津市議団
浦田 関夫
志佐 治徳
吉原真由美
 
 九州電力は、今日から「プルサーマルによる発電」を開始すると情報が入りました。
 日本共産党唐津市議団は、多くの疑問や情報が隠されたままの「プルサーマル計画」に強く反対するものです。
 玄海原子力3号機でおこなうプルサーマルによる本格発電は、日本で初めてだけでなく世界でも初めての試みであります。
 100万キロワット以上の発電所で、プルトニウムの含有量やMOX燃料棒の比率からしてもフランスなどの実施国に比べて高い比率で実施するものです。
 これまで原子力発電の経緯は、試験、実証を積み重ねて商業運転をおこなってきました。これが「安全運転の基本」であるのに、それらを行わず実施することは、あまりにも「安全の証明」がおろそかにするものです。
 私たちは、玄海原子力3号機を実験場にすることに強く反対するものであります。
 玄海発電所で使うMOX燃料については、同じ会社で作ったものを関西電力は25%を不合格にしました。
 それでも、貴社は、「安全だ」といえるのでしょうか。
 多くの科学者が「プルサーマルは危険」として中止を求めているのに、説明責任を果たさないままの「試運転」には反対であります。
 住民に説明会さえ開かないというのは、「逃げている」「自信がない」証拠でもあります。住民から逃げながら既成事実を積み上げようとする国県や九電のやり方には納得できません。
 まして、唐津地区住民が楽しみにし、多くの観光客が唐津を訪れている「唐津くんち」の最中に「試運転」することは、住民感情を逆撫でするものであり強く抗議するものであります。
 直ちにプルサーマルの試運転中止を強く求めるものであります。